頭痛なんてしなかった「くも膜下出血発症日」

今日は「くも膜下出血を発症した日」のことを書きたいと思います

 

ある年の冬

夜中にトイレに目を覚ましました

トイレのドアを開けた瞬間だったと思います

突然目の前の光景が

「グニャッ」っと曲がりました

ほんの一瞬です

「え!?」と思った瞬間に

首と肩がおかしな角度でかたまりました

固まったまま動きません

頭が少し斜め上を見るような角度で

首は肩に少しうもっているような感じです

「ムチウチ!?」

そう思いました

何もしていないのにムチウチになるなんて考えられません

それに何も考えられません

だって

とにかく怖いのです

今まで体験したことのない異様な感覚です

ただただ怖いのです

救急車を呼ぼうかとも考えましたが

どこかがものすごく痛いわけでもない

ただ首と肩がおかしな角度でかたまっているだけなのです

でもとんでもない異常な状態だとは感じています

少し悩みましたが

「時間が真夜中」ということ

「痛みがない」ということ

そして

「大きな病気になっているはずない!そんなの怖すぎる!」

「たいしたことないのに急車呼んだりしたら最低な人間扱いされる」

と言う結論を出し

なんとか部屋まで戻りどうにかこうにか横になって

「きっと疲れだ」

「きっと朝になればよくなっている」と

自分に言い聞かせて目を閉じました

 

 

 

<この日を振り返ってみて思うこと>

とんでもない恐怖でしたし

体になんらかの異常が起きているとは感じました

まさか「脳」の病気だなんて思いもしませんでした

よくテレビで

くも膜下出血は発症時にバットで殴られたようなものすごい頭痛がする」

と言っているのを聞いていましたから

もしこのときにとんでもない頭痛が起きていたらどうしていたかわかりません

しかし私の場合は「頭痛などなく」(朝起きたら少し頭痛がしました)

「ムチウチ」かと思ったようにどちらかというと

内蔵的なものではなく身体的な異常かと思っていました

 

 

脳心(のうこ)

 

よかったら。。。